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Bluetooth Speakerで聴くとよりよく聴こえるパーカッションが中心のアルバムを紹介します。

 「サンプルとして使用されたミュージシャンのアルバムを紹介します」というブログを長くやっていて、紹介しきれなかったアルバムもたくさんあります。
 そこで、今回は、紹介しきれなかったアルバムをいろいろな形式で紹介します。
 まず最初は、パーカッションが中心となっているアルバムを紹介します。
 実は、パーカッション系のアルバムは、ブルートゥーススピーカーと結構相性がいいです。

●Bill Summers – Feel The Heat(1977)

 ハービー・ハンコックのヘッドハンタースで、パーカッションを演奏していたビル・サマーズのソロアルバムです。
私が、ブルートゥーススピーカーで聴いたアルバムの中でも、かなりよく聴こえたアルバムです。
 ヴォーカルも結構入っているのですが、それ以上に、打楽器系の音が本当にクリアで迫力があります。
 ラテン系が中心なので、当然、パーカッションが目立っています。
 Alphonse Mouzonのドラムスもいい演奏をしています。
 イヤホンより、ブルートゥーススピーカーで聴いてほしいアルバムです。

●Sergio Mendes – Brasileo(1992)

 残念ながら2024年9月にお亡くなりになったブラジル出身のミュージシャン、セルジオ・メンデスの199年にリリースされたアルバムです。
 サウンドは、もちろんラテン音楽なのですが、これもパーカッションの音に迫力があります。
 特に、1曲目のFanfarraのイントロ部分のパーカッションの音のド迫力は、すごいものです。
  アルバム全体のイメージは勿論、ラテンなのですが、8曲目のKalimba。9曲目のBarabareなどは、ドラムスに名手Jeff Porcaroを起用し、ラテンとは一味違うエッセンスを付け加えています。
その他では、ベースでJimmy Johnsonが参加していることです。Jimmy Johnsonは、1980年半ばから1990年あたりのAllan Holdsworthのアルバムの演奏(個人的にはAtavachron(1986)が効きやすかったです。サブスクでも聴けます。)が有名なミュージシャンで、ラテンとは少しかけ離れた人のように思われますが、この起用に関しては、セルジオ・メンデスの音楽的なセンスの良さがうかがえます。
 このアルバムも、アルバム全体でもパーカッションの音の良さがよく伝わります。
 イヤホンよりブルートゥーススピーカーで聴いてほしいアルバムです。

●Paulinho Da Costa – Happy People(1977)

 パーカッションののセッションミュージシャンとして、数多くのアーティストやミュージシャンのアルバムに参加している名パーカッショミュージシャンのアルバムです。
 アルバムの内容としては、ヴォーカルがほとんどで、ラテンミュージックをソウルミュージック風にアレンジしているといった感じです。
 とは言っても、全曲でパウリーニョ・ダ・コスタのパーカッションがしっかりとフィーチャーされていますので、明るいサウンドになっています。
 私としては、このアルバムは曇り日に聴くと、この明るい雰囲気が気分転換になります。
 アルバムの聴きどころとしては、1曲目のDeja VuでのPhilip Baileyのリード・ヴォーカルや、3曲目のLOve Till The End Of Timeや5曲目のDrreamflowでのLarry Carltonのギターなどですが、やはり、いちばんの主役は、パウリーニョ・ダ・コスタのパーカッションです。

●Joe Pass and Paulinho da Costa – Tudo Bem!

 職人的なジャス・ギタリストのジョー・パスとパウリーニョ・ダ・コスタとの共演アルバムです。
 内容としては、ラテンナンバーをパウリーニョ・ダ・コスタのパーカッションやラテン系ミュージシャンのベースやドラムスなどをバックにジョー・パスがギターソロを弾いているといった感じです。
 演奏的にもリラックスした内容で、気軽に聴けるアルバムです。
 BGMとしてもおすすめです。
 


【補足】

 アルバムを紹介するにあたって、何名かのミュージシャンの名前を出しましたが、正直な話、アルバムのリリース年を考えると、古い部類に入るアルバムばかりです。
 そこで、簡単な補足として、今回のブログで名前の挙げたミュージシャンのアルバムを簡単に紹介します。

●Alphonse Monzon – – – Alphonse Monzonは、主に1970年代に活躍したドラマーで、主なソロアルバムとしては、テクニック的にも素晴らしいロック風なサウンドのMind Transplant(1975)や、洗練されたソウルサウンドのThe Man Incognito(1976)などです。

●Jeff Porcaro — ロックバンドのTOTOのドラマーでもあり、数多くのアーティストやミュージシャンのアルバムでドラムスを演奏した名ドラマーです。
簡単にですが、代表的なドラム演奏としては、TOTOⅣ(1982)に収録されているRosannaで、TOTO以外での演奏で有名なところでは、Michael McDonaldのアルバムIf That’s What It Takes(1982)に収録されているI Keep Forgettin’などです。
正直なところ、補足ではなく、しっかりと取り上げたい名ドラマーです。

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