最近、パワーハラスメントのニュースが多いです。基本を押さえることが大事です。
ここ最近、パワーハラスメントのニュースに触れることがよくあります。3月、4月も小さいですが、パワハラ関連のニュースはあります。病院でのパワハラによる医師の退職や、レジャー施設を運営する企業のパワハラによる損害賠償の裁判、パワハラにより自殺された方の裁判が和解したニュース、〇〇大学空手部の上級生が、下級生に暴力によるパワハラを起こしたもの、中小企業ではパワハラ防止法が義務化されたニュースなど、数は結構あります。それだけ、社会的にもパワーハラスメントが問題になっているのかもしれません。そこで、簡単ではありますが、パワーハラスメントの定義と、少し古いですが、1つだけ、参考になる判例の名前を挙げますので、もし、気になるのであれば、調べてください。とにかく、パワハラとはどういうものなのかを知ることだけでも大事なことだと思います。
パワーハラスメントとは職場における嫌がらせであり、主に上司が部下に、単なる業務指導の域を超えて、人格否定や、侮辱する域まで達するような不法行為のことです。言葉としては「社会通念上」どうかということと、企業に対しては「安全配慮義務違反」ということがカギになります。
私が、パワハラを理解するうえで1番いい判例だと思うのが○○共済病院事件です。(被害者が、職場の先輩からいじめを受けたことが原因で自殺した事件です)。この事件こそ、パワハラを理解する上では一番わかりやすい判例であり、基本になるパワハラの判例だと思います。(私は法律家ではありませんので、ここでは詳しいことには触れません)。
上記に挙げた判例のほかにも、一般的なパワハラ、内部告発、逆パワハラなど興味深い判例もありますので、興味のある方はネットで調べたり、関連本(判例集)などを読んでみてください。
私は、色々と判例を読んで思ったことは、転職や就職の会社選びは、よく調べることがいちばん大事なんだということです。怪しい会社は避けるのはもちろんのこと、企業風土に関しても、古ければ、今の生活に順応いる人には合わないかもしれませんので、チェックが可能であるならば、しなければなりません。ただ、企業風土というものは入って見ないとわからないところがありますので、実際はチェックしずらいところです。やはり、合う会社に入らないと、自分の持っている力も発揮できない可能性があることも、判例から学びました。
※会社の労働問題と経営問題は関連性はありますが、両方が同じものだとは私自身は思っていませんので、あまり混同しないことを望みます。