国宝 犬山城を訪ねる。
愛知県犬山市にある犬山城を初めて訪ねてみました。ホームページによりますと、「犬山城は1537年建てられ、天守は現存する日本最古の様式です」と書かれています。
名古屋駅から名鉄犬山線で犬山駅に到着しました。改札を出て、犬山城のあるほう(西口)に出て、グーグルマップに従って、駅からの道をまっすぐ歩きました。駅からまっすぐ歩いていたのですが、どこにでもあるごく普通の地味な通りなので、本当にここに城があるのか、もしかしたら違うのではないか少々疑いながらと歩いていました。スマートフォンでグーグルマップを見ると場所はあっているので、その通り歩くことにしました。前には若いカップルが歩いていたのですが、道の途中にあるレンタル浴衣のお店に入っていきました。(これが、なぜなのかは後にわかりました)。
真っすぐ7,8分歩いたところに「本町」という交差点があり、ここを右に曲がると、犬山城下町に出ます。ようやく、街並みががらりと変わり華やか雰囲気になり、遠くから犬山城も見えます。犬山城下町を歩いて気づいたことは、若い人が多いことです。犬山城下町のお店を見ると、結構スイーツのお店があり、いかにも若者受けする店が結構ありました。もちろん、飛騨牛を使ったものを提供するお店などもあり、伝統的なお店と、現代風のお店がうまくマッチしていい感じの町並みです。
犬山城下町を通り過ぎると、神社の鳥居が見えてきます。この神社が犬山城の入り口ではありません。本当の入り口は神社の左にあります。ただ、犬山城に行くには神社を通ったほうが早いことから、大体の人が神社を通っていきます。鳥居の前には矢印を指す看板もありますので、観光目的ならば、あまりこだわる必要はありません。
訪ねた当日は、浴衣を着ている若い方が多くいました。花火大会があるからかなあと思い後で調べたのですが、私が来た日はそれもないので、この地域独特のもののようです。浴衣を着てお城めぐりというのは、粋な感じがしていいですね。
私は、近道の入り口当たる神社の鳥居をくぐり、階段を上ったところにある三光稲荷神社にお参りしました。
その後、たくさんある鳥居をくぐって、石段を登っていくと犬山城の入り口があります。入場登閣券550円を払い、検温とアルコール消毒を済ませ、門をくぐり入場します。
門をくぐって少し歩くと、目の前には、犬山城の天守があります。犬山城は望楼型と呼ばれる天守の構造をしています。
早速、入り口に行き、案内をしている人から白いポリ袋をもらい、その袋に靴を入れて、素足で天守の中に入りました。入ってすぐに階段を上るのですが、お城ならではなのか、階段の角度が急で、なおかつ、1段1段が大きいです。階段を上るときは、角度がありますので、多少大股で階段を登らなければなりません。1階、2階、3階にある、いろいろな資料や展示物を見ながら上がっていきます。正直なところ、早く最上階に行って、そこからの風景を見たいのですが、せっかく犬山城まで来たのですから、ある程度、資料などに目を通します。資料などを目に通すことで、日本に戦国時代というものがあったことが認識することができましたし、また、戦国時代の風景に触れることができました。
そして、階段をのぼって、最上階の4階に着きました。最上階は、通路が少し狭いですが、外に出て1周することができます。足元に気を付けながら1周しましたが、どの方角からでも眺めは良かったです。その中でも、特に城の後ろを流れる木曽川と山の景色は最高でした。私にとって、天守の最上階からの展望は、観光でお城に訪れる一番の目的でしたので、期待通りでよかったです。
天守の最上階での展望がひと段落し、角度のある階段を下りていきます。一番下まで降りて、靴を履き、天守を出てからは、天守前の庭を少し散策して、門を出ました。
その後、城下町を通り、犬山駅まで歩いていき、当駅始発の名鉄各務原線岐阜行きの各駅停車に乗りました。電車が出発し、私は左側の席に座り、車窓を眺めていました。するとほどなくして、犬山城と木曽川が景色が現れました。初めて来た私にとっては、素晴らしい景色に見えました。写真を撮ろうとしたのですが、タイミングを逸し、残念ながら写真を撮ることができませんでした。今度、もし、犬山城に行く機会がありましたら、犬山遊園駅で降りて、犬山城と木曽川が一緒のフレームに入っている写真は撮ろうと思います。
以上が、私の犬山城の観光での訪問でしたが、正直な話、私は、お城の見方の知識がありませんでした。犬山城を訪ねるにあたって、場所以外は、何も学ばずに来ました。やはり、「城の最上階での景色が見たい」のと、「庭を含めたお城の雰囲気を味わいたい」という、この2つが目的でもありました。基本的にこの目的は達成できたのでよかったです。
今回、犬山城を訪ねたのですが、他にも全国的にお城も数多くあり、また絶景スポットなども数多くあります。これからも、機会があれば、そういった場所にも行ってみたいです。