岡山駅から吉備津神社を訪ねて
今回は、岡山駅から吉備津神社、倉敷美観地区、岡山後楽園という順番で観光しました。まずは、岡山駅から桃太郎線で吉備津駅に行き、徒歩で吉備津神社まで行く行程をブログにしました。
現在、AM6:50分。私は岡山駅にいます。とりあえず早朝なので、まずは、喫茶店みたいなところで体を休めたいといろいろと探したのですが、早朝なので、まだ開店していないお店のほうが多かったため、探すのが大変でしたが、何とか駅ビル「はれすて」の1階にあるパン屋さんがちょうど7時に開店したので、店の中に入っていき、レジでハニートーストのモーニングセット(420円)を注文しました。パンはすぐにできますので、その間にセルフのコーヒーマシンで、コーヒーを淹れてくださいとのことでした。また、水を入れる紙コップも一緒にありましたので、水も入れて、全部そろったところで、空いている席を見つけて座りました。とりあえず、まずは体を休めることができてほっとしました。ハニートーストはハニーだけあって、べたつきましたが、おいしかったです。
休憩もしっかりとったところで、まずは、早朝からも訪ねることができる吉備津神社に行くことにしました。吉備津神社行くには岡山駅から桃太郎線に乗って吉備津駅まで行く必要があります。
早速、桃太郎線(吉備線)に乗り、吉備津駅に向かいました。桃太郎線は非電化路線でありますので、気動車での運行です。
何駅か過ぎると、田んぼの風景が目立つようになり、その余韻を残し、吉備津駅に到着しました。吉備津駅は無人駅ですが、ICOCAの機械だけは有りました。駅の周辺は、民家があり、反対側のホームの後ろには山があります。正直な感想、この駅の近くに国宝の神社があるのだろうか。そんな疑問をも感じさせる風景です。
改札を出て、左側の道を歩き、吉備津神社に向かいます。歩いてる途中で、山のほうからキジバトの鳴き声がしました。何か、歓迎されている気がして、ほっとしました。駅から左に真っすぐ行くと右側に赤い橋と鳥居が見えてきます。右に曲がって、赤い橋を渡って、鳥居をくぐり、松並木(吉備津の松並木)をまっすぐ歩きます。すると、感知式信号機の交差点に当たります。
この感知式信号機が、吉備津神社の入り口でもあります。感知式信号機のある交差点を渡り、さらに松並木をまっすぐ歩くと、吉備津神社の入り口に到着します。
吉備津神社の祭神は、大吉備津彦命です。また、大吉備津彦命は桃太郎伝説のモデルとされた皇族の方でもあります。
早速、神社の中へ入ることにします。
入口を入り、階段を上り終えると、目の前に拝殿が現れます。早速、参拝しようかと思いましたが、さい銭箱のすぐ奥で、神職の方が作業をしていたため、何かやりずらい感じがしたので、先に本殿の写真を撮ることにしました。
吉備津神社の本殿・拝殿は1952年に国宝に指定されています。過去2回、火事で焼失しましたが、後光厳天皇の命を受け、室町幕府第三代将軍の足利義満により再建が開始され、約25年の歳月を経て1425年に完成しました。足利義満は残念ながら1408年に死去しましたので、完成した吉備津神社を見ることはできませんでしたが、吉備津神社の完成度から、神社の再建に対して、設計の段階から力を入れたのはうかがえます。
吉備津神社の本殿・拝殿は、1425年以降、現存の状態のまま今に至ります。つまり、本殿・拝殿は現在まで約600年の歴史があります。屋根は、比翼入母屋造(別名:吉備津造)で全国的には当神社にしかない独特な形式です。
当日は、早朝の訪問でしたので、巫女さんが拝殿の前で、準備や清掃などをしていました。写真を見ると、巫女さんが何か儀式をしているかのように見えますが、右側にほうきもあり、あくまでも準備作業時の一場面です。
写真を撮り終えて、参拝しようと、拝殿の前に来ましたが、まだ、神職の方が作業をしていましたので、どうしようかと思いましたが、意を決して参拝しました。
神社の参拝の方法は2礼2拍子1礼ですが、その時、私はなぜか少し忘れていて、「確か、神社での参拝は2礼2拍子だったなあ」と思い、恐縮ながらもさい銭を入れ、控えめながら2礼2拍子で自分なりに気持ちのこもった参拝をしました。振り返ってみると1礼を忘れた気がします。次からは気を付けることにします。
朝の参拝は、人があまりいないため、目立ちますので、参拝の経験を積んだほうが安心できるかもしれません。
本殿・拝殿の次は、廻廊に行きました。
吉備津神社の廻廊は、約400mあり、御釜殿や本社宮をつなぐ歩廊です。1573年~1591年の間に建てられたとされています。廻廊を歩いている間、何人かの神職の方や巫女さんとすれ違ったのですが、「おはようございます」とあいさつしてくれて、何かありがたく思いました。
廻廊の写真に関していえば、内部の写真しか撮っていなかったのが、残念でしたが、やはり、長さを確認するには外側から撮るのがいちばんです。
廻廊を通じて、御釜殿(重要文化財)と、三社宮、本宮社、えびす宮を巡り、えびす宮から一童社に行きました。一童社は学問と芸術の神様が祭られていて、目の前には合格祈願の絵馬がたくさんありました。岩山宮に関しては、結構上りがきつく感じ、また雨の影響で道が滑りやすく感じたので、残念ながら見送りました。
最後に、一童社の階段から吉備津神社の本殿と拝殿を改めて写真を撮りました。一童社の階段付近から見た本殿・拝殿は、特に屋根が一番風格があったように見えました。
完全ではありませんでしたが、ある程度、吉備津神社内を見たので、神社を後にして、吉備津駅まで歩いて行きました。
この後、吉備津神社から倉敷美観地区に行きました。