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商店街から、倉敷美観地区を訪ねる。 

商店街を通って、倉敷美観地区を訪ねました。特に、本町通りは、風情があってよかったです。決して、倉敷川沿いの景色だけが、美観地区ではないということがわかりました。

 ぶっかけうどんを食べ終わり、会計を済ませて、ぶっかけふるいち仲町店を出ました。店はセンター街の通りの前にありましたので、センター街など商店街を通って、倉敷美観地区に行くことにしました。

 倉敷の商店街をセンター街、えびす通り商店街、えびす商店街の順に歩いていきます。商店街は、アーケードがあり、雨が降っていても傘を差さずに歩くことができます。商店街の雰囲気として感じたことは、良くも悪くもどこか昭和の雰囲気がしました。ただ、お店に関しては、すべてが昭和ではなく、今の時代を意識したお店もいくつかあります。

 センター街、えびす通り商店街、えびす商店街と通ってきた中で印象に残ったお店は、えびす商店街の終わりあたりにあった備前焼のお店です。店頭にあるものだけちらっと見ましたが、お手頃価格で、備前焼が身近に感じました。初心者としては、気軽に備前焼を楽しめることはありがたいです。

 備前焼は、六古窯の一つに数えられています。六古窯とは、瀬戸・常滑・信楽・越前・丹波・備前の6つの産地のことを言います。

 備前焼の発祥は、岡山県備前市です。倉敷市も岡山県にありますので、備前焼は身近なものでもあります。当然、倉敷美観地区の中にも備前焼のお店が何件かありますので、機会があればのぞいてみるのもいいかもしれません。

 備前市では、年に1回、備前焼まつりが開催されます。今年は、2022年10月15日・16日に開催されました。残念ながら、岡山県に訪れた時期が違っていたので、行くことができませんでしたが、当日は、備前焼まつりに伴う臨時列車がJR赤穂線岡山駅から備前焼の中心地伊部駅(終点は備前片上駅)まで運行されたりしており、まさに、備前焼の一大イベントでもあります。私も機会があれば行ってみたいです。

 えびす商店街が終わり、アーケードもここで終わります。そして、今度は本通り商店街に入ります。ここ(本通り商店街)からが倉敷美観地区になります街並みも変わって、どこか大正から昭和初期の歴史を少し感じ始めます。少し歩くと、江戸時代から明治時代の塗屋造の町家と土蔵造の蔵が現れて、その先にはもう本町通りがあります。ある意味、本通り商店街は、美観地区の入り口の役割をしています。

 本通り商店街が終わり、本町通りに入ります。本町通りから、本格的に、江戸時代から明治時代後期の建物を連続してみることができます。本町通りの大部分が塗屋造の町家で、ところどころに土蔵造の蔵があります。塗屋造の町家は、多くは2階部分の屋根が低い厨子二階(つしにかい)の建物です。厨子二階の建物は、江戸時代から明治時代後期に建てられた建築様式であります。町並みを見ながら歩いていると、とても風情を感じ、江戸時代の生活風景を味わうことができます。

本町通りの風景1
本町通りの風景2

 とりあえず、この風情ある建物を味わいたいので、通りの終わりまで歩くことにしました。さすがに通りの最後のほうでは、観光客も少なくなり、建物も現代の住宅建築が現れてきますが、江戸時代から明治時代後期に建てられたものが、これほど長く軒を連ねて存在しているのは素晴らしいことです。本町通りは、倉敷美観地区のおすすめの1つです。

 本町通りを歩き終えると、県道22号線に出ます。美観地区の出口でもありますので、このあ たりの風景は、一般的なよくある風景です。とりあえず、右に曲がって歩くことにしました。歩いていて、ふと思ったことは、美観地区と言えば、写真でよく見る倉敷川沿いにある町家や、柳並木といった風景だということです。そういえば、まだ、倉敷川を見ていないし、もしかしたら、間違ったところにいるのではないかと思いはじめました。そこで、私は、スマートフォンから、グーグルマップで現在地を確認しました。倉敷川までは結構離れているのがわかりました。とりあえずは、グーグルマップで、道を確認ながら目的地へ向かうことにしました。

 倉敷市の一般的な街並みの中を歩いていますが、観光とは程遠い風景ですし、いたって普通の景色です。これではいけないと思いながら歩いていると、赤レンガの建物が見えてきました。この赤煉瓦の建物の名称は「倉敷アイビースクエア」といいます。

 倉敷アイビースクエアは、元々は、1889年に建てられた倉敷紡績の工場で、1974年、リニューアルしてホテルとして開業しました。私も、ホテルだけかと思って、ホテル内には入りませんでしたが、あとで調べてみると、倉紡記念館など一般の方も利用できる施設もあります。また、倉敷アイビースクエアは、倉敷美観地区内にある施設もあります。

 倉敷アイビースクエア前の突き当りの信号を右に曲がり、右側の歩道を歩きます。そして、歩いて程なくすると、左側に何か変わったものを見つけてしまいました。

倉敷山陽堂の店舗の屋根にいるビクター犬

 看板には犬の資料館や貯金箱博物館と書いてありますが、資料館や博物館というよりは、お店といったほうがいいかもしれません。このたくさん並んでいるビクター犬のお店は、確か、テレビでも取り上げられた気がします。因みに、このビクター犬が見ているものは、目の前にある倉敷アイビースクエアです。もしかしたら、ビクター犬は宿泊したいのかもしれませんが、こればっかりは本人に聞かないとわかりません。
 私がお店を見た印象として、中に入るには、それなりの覚悟がいる気がしましたので、外から見るだけにしました。

 今回はここまでです。このあと、ようやくですが、写真でもおなじみの倉敷美観地区の中心部を訪ねます。

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