岡山駅から岡山後楽園を訪ねました。
岡山駅から、岡山後楽園を訪ねました。岡山後楽園は、日本の三大庭園とされている代表的な庭園です。
岡山駅に到着して、岡山後楽園に行くのにどうやって行くか。バスで行こうと思ったが、路面電車に乗りたいので岡山電気軌道の路面電車で岡山後楽園に行くことにしました。
岡山駅東口から、横断歩道を2度わたり、岡山駅前電停に行きます。電車は駅と言いますが、路面電車は路面電車停留所と言い、これを訳して電停と言います。何かバス停に近い感じの呼び名です。程なくして路面電車が来ましたので乗ります。乗ってみると、確かに押しボタンがあり、雰囲気的にバスに近い感じがします。座席は、ロングシートなので、こちらは電車と同じです。因みに、岡山電気軌道は、交通系ICカードが使えます。
路面電車が出発しました。車内の座席はほぼ埋まり、立っている方が、そこそこいるといる状況です。電車は道路の中央分離帯を走行します。乗り心地としては、やはり、電車とバスの中間的な感じです。
路面電車は、岡山後楽園の最寄り電停「城下」に到着しました。城下で降りて左側に地下道の入り口がありますので、こちらから歩道に出ます。
地下道は、割ときれいに整備されていて、岡山後楽園への案内表示も目に入りやすいところに貼ってありますので、矢印の方向から歩道に出ます。
出たところから、およそ、10分ほどで岡山後楽園に着きます。
入り口の目の前には、バスの停留所がありました。これを見て、岡山駅から岡山後楽園に行くには、路線バスのほうが断然便利であることに気づきました。即、帰りはバスにしようと決めました。
岡山後楽園の正門に来ましたら、入園券(410円)を購入して、園内に入ります。
岡山後楽園は岡山藩池田家二代藩主池田綱政の命により、元禄13年(1700年)に一応の完成(外形が整ったという意味)をみました。
岡山県後楽園の入園券裏面より
明治17年(1884年)に池田家から岡山県にに譲られ一般公開されるようになりました。
延養亭、鶴鳴館などの建物を中心に、東に操山、南に岡山城を望み、広い芝生地が特徴の江戸時代を代表する大名庭園です。
昭和27年(1952年)には文化財保護法による「特別名勝」に指定されました。
なぜか、私が、一番最初に向かった場所は、鶴舎です。ここには、タンチョウが飼われています。まさか、岡山後楽園でタンチョウを見るとは思いませんでした。目の前で見るタンチョウは、足が長く、白い胴体が鮮やかに見え、そして、頭の赤い部分が印象的でした。
とりあえず、また後でもう一度見ようと思い、一旦、鶴舎を後にしました。
私は、パンフレットを見ながら、園内を散策しました。
まず、最初に目にとまったのは、芝生と唯心山です。本当は、芝生がもっと青々している時期に来ればよかったかもしれませんが、広々として、木々とのコントラストがいい感じに出ています。それと、唯心山ですが、園内に入ると、正面にあり、目立ちます。
鶴鳴館、延養亭、廉池軒、蘇鉄畑、花交の滝、花交の池、梅林、桜林、流店を通って、唯心山に着きました。唯心山から、井田、沢の池沿いを歩いて鶴舎に戻りました。
大名庭園は、大きな庭に、日本の自然の風景を造形化したもので、主に、大名たちの社交の空間としてだけでなく、大名自身が疲れた心をいやす場所として作られたものであります。こうして、1つ1つ、園内の施設を見回ってきましたが、個々の施設も素晴らしいのですが、全体あっての施設ではないかと思いました。園内全体の雰囲気を楽しむ感じで見ればいいのではないかと考えました。鶴鳴館や能舞台などの個々の施設では、岡山後楽園としては成り立たたないので、園内全体の調和を味わうことも忘れてはならない気がします。そのうえで、四季などの自然の再現度のすばらしさを味わうべきではないかと思います。そうすることによって、江戸時代の造園技術の進歩が見えて来ます。
園内をいろいろと廻って、最後にまた鶴舎に来ました。
タンチョウはケージの中に入っていて、飛ぶ姿を見れませんでしたが、鶴舎前にあるベンチには空を飛ぶタンチョウの写真があり、かっこよく見えました。タンチョウは、本当に、きれいな鳥です。
タンチョウは、動物園でも見れます(特に上野動物園ではタンチョウはシンボルマークになっています。)が、基本的には絶滅危惧種であり、日本では主に釧路湿原に生息しています。
最近、ニュースで、タンチョウが鳥インフルエンザにかかったというニュースがありました。鳥インフルエンザの影響で、タンチョウの数が減少しないか心配です。対策を練って、何とか乗り越えてほしいところです。
全体的に岡山後楽園を歩き回ったので、岡山後楽園を後にします。
帰りはもちろん、入り口前にあるバス停からバスで岡山駅に戻りました。
1日使って、岡山の主要な観光地を回りましたが、今度来る機会があれば、時間をかけて回りたいと思いました。
以上で、今回の岡山観光のブログはこれで完結となります。ありがとうございました。