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音楽とイヤホンが中心で、普段の暮らしに関することなどいろいろと書いています。

audio-technica 有線イヤホンATH-CKS330NCのレビューです。

　今回は、audio-technicaの有線イヤホンATH-CKS330NCを紹介します。
　ATH-CKS330NCは、定価は5970円です。
　ATH-CKS330NCのいちばんの特徴は、プラグがUSB Type-Cであるということです。
　有線イヤホンは、以前はイヤホンジャックが一般的でしたが、時代の流れもあり、最近ではUSB Type-Cのイヤホンも増えてきました。
　果たして、USB Type-Cの有線イヤホンであるATH-CKS330NCは一体どのような音がするのか。

　※このブログの記事は、あくまでも私自身が実際に使用した感想が中心であります。
　必ずしも、一般的な特徴ではないことをご了承ください。
　なお、商品の機能などについては、会社のホームページ等で確認してくださりますよう、よろしくお願いします。

＜まずは、ATH-CKS330NCの主な特徴や機能＞

　○イヤホンを充電する必要がない

　ATH-CKS330NCは、有線イヤホンなので充電する必要がなく、スロットに差し込めば、いつでも使うことができます。


　○ノイズキャンセリング機能とマイク機能

　ATH-CKS330NCは、有線イヤホンでは珍しく、ノイズキャンセリング機能が付いています。
　実際に、ノイズキャンセリングをオンにして聞いてみたのですが、少し効きが弱いですが、ノイズキャンセリングにはなっていました。あまり期待はしないほうがいいかもしれません。
　また、ATH-CKS330NCには、マイク機能はあります音質。こちらは、クリアな音で相手の声を聞き取ることができます。

　○イヤホンのコード

　ATH-CKS330NCのコードは、L（左）が短く、R（右）が長めになっているため、基本的には先にL側からつけて、首の後ろ側を通して、R側をつけるといった感じです。
　また、ケーブルの材質がよい感じで、しっかりとしていて、丸みがあり、絡まっていても割とほどきやすいケーブルでした。


　○操作ボタン

　操作ボタンに関しては、L側のコードにあるため、操作ボタンを目で見て操作することがほぼ無理なため、操作ボタンの配列を覚えるか、1度イヤホンを外して操作ボタンを押すしかありません。
　個人的なことですが、できれば操作ボタンは、胸元あたりにあると操作がしやすく便利なのではと思いました。
　ただ、ボタンの配列がシンプルなので、頻繁に使用すれば、慣れてきますので問題ないかもしれません。


＜一般的な音質について＞

　実際に、イヤホンで音楽を聴いてみて、音質に関しては、一般的には、特に問題なく良かったです。耳も痛くならなかったです。ですので、普段使いには全く問題ないイヤホンです。
　低音だけでなく高音もはっきりとしてクリアに聴こえます。
　ただ、オーディオテクニカが売りにしている「Solid Bass」というワードはどういう意味なのかは、理解しないといけないと思い、私なりに意味を考えてみました。
　Solidという英単語は、本来は固体と意味しますが、スラングでは、すばらしい、最高にいい、しっかりした、などという意味を持ちます。
　つまり、Solid Bassとは、すばらしい低音、最高にいい低音などという意味ではないかと思います。
　私の考えからすると、必ずしも、Solid Bass=重低音ということではないというところだけは押さえないおかないといけないところだと思いました。
　実際、聴いてみて、低音の音質の良さがうかがえますが、全体的には、やや重低音といった感じでした。
　もちろん、日本国内のイヤホンと比べると重低音なのは間違いありませんが、主要な海外メーカーのイヤホンと比べると同じくらいの低音に聴こえるケースが多いかもしれません。


　では、audio-technicaの有線イヤホンATH-CKS330NCが、バランス的にどう聴こえるのかをチェックしてみます。

☆試聴コーナー

　パパっと手際よく試聴してみました。

＜ジャズピアノ＞

　まずは、John HicksのアルバムInc.1(1985)を試聴しました。
　ピアノの音もいい音で、よく聴こえ、全体的な音質には問題ないのですが、少しベースの出力が足りない気がしました。

＜ダンスエレクトロニクス＞

　これも、いつも通りBTのアルバムIma(1995)を試聴しました。
　各楽器類をしっかり良い音で出しています。ただ、若干、低音が足りない気がします。

＜Rock＞

　いろいろなロックのアルバムを聴いて、やはり、ロックに関して言えば、ギターの出力が少し足りない気がしました。この1点です。
　ただ、ロックを聴いていて、ドラムスのハイハットやシンバルの音の良さが伝わりましたので、この点を重視している人にはいいイヤホンです。

＜サックス（コンテンポラリージャズ）のアルバム＞

　サックスが中心のアルバムに関しては、サックスの音自体の出力が少し足りない気がしました。
　試聴として、デビッド・サンボーンのアルバムAs We Speak(1982)を聴いたのですが、全体の音質もよく、ベースラインがはっきりといい音で聴こえますが、少しサックスの音の出力が足りていない気がしました。
　これは、サックスをこだわって聴く人には注意が必要なのかもしれません。

では、どの音楽ジャンルと相性がいいのか。私なりに調べた結果、１９９０年代のR＆Bではないかと思いました。

＜１９９０年代のR＆B＞

　試聴したアルバムは、BlackstreetのAnother Level(1996)です。
聴いていて、バランスよく聞くことができました。
このアルバムのドラムスに関しては、ほとんどがプログラミングによるもので、これがうまくいい音で再生できています。ヴォーカルとのバランスも良かったです。
　audio-technicaの有線イヤホンATH-CKS330NCは、ヴォーカル入りの打ち込み系の音楽にはフィットしたイヤホンだと思いました。

　これは、あくまでも私の推測なのですが、オーディオテクニカは、ターンテーブルやDJ用のヘッドホンなど、DJ向けの商品を販売していますので、ヒップホップ系の音楽が割と合うかもしれません。
　ヒップホップ系の音楽や1990年代以降のR&Bに関しては、あくまでも個人的な推測でしかないのですが、確率的にはATH-CKS330NCと相性がいいかもしれません。

　ATH-CKS330NCで色々なジャンルの音楽を聴きましたが、日本国内の音楽や海外の音楽というものは関係なく、全体的に、低音から高音まで音質はとても良いのですが、ほとんどの音楽ジャンルで、音のバランスが少し合わないような気がしました。音楽というものは、全体の音のバランスが違うだけで、その音楽(アルバム)の良さが伝わらない場合があります。もし、ATH-CKS330NCで、こだわって音楽を聴きたいのであれば、この辺は注意が必要です。

＜まとめ＞

　audio-technicaの有線イヤホンATH-CKS330NCは、音質は、低音だけでなく、高音もクリアでいい音なのですが、Solid Bassということもあり、少し低音が前に出ている気がしました。
　そのため、音のバランスが独特なところがありますので、じっくり聞きこむ人には、音楽のジャンルによっては、やや物足りないイヤホンだと思いました。
　ただ、全体的な音質はとても良いので、ある程度、聴き流すにはとても良いイヤホンです。
　ATH-CKS330NCは、有線イヤホンなので、いつでもバッグやポケットから出して、差込口に差し込むことで使用することができますので、普段使いのイヤホンとしてはお勧めのイヤホンです。


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