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音楽とイヤホンのレビューが中心で、その他いろいろと書いています。

Final UX1000(ワイヤレスヘッドホン)の商品レビューです。

 今回は、2025年11月に発売されたFinalのワイヤレスヘッドホンUX1000を紹介します。
 Final UX1000は、Finalの公式ホームページでは税込7980円で販売されています。
 UXシリーズでは、いちばん価格が安いヘッドホンなので、エントリーモデルのヘッドホンと言っていいと思います。
 Finalは、神奈川県川崎市に本社があるオーディオ機器の会社で、資本金は1億円です。
 決して、大規模な会社ではありませんが、そんな会社が、いったい、どんなヘッドホンを作っているのか。

※このレビューは、あくまでも1個人が、実際に商品を使用した感想に基づいています。

差込口はType-cの1つだけです。
表紙のQRコードを読み込めばマニュアルが見れます。
付属品

・保証書
・Quick Manual

 この2つだけでした。
 残念ながら、ケーブル類は付属していませんでした。

 ヘッドホンを充電するときは、充電器の種類に応じて、Type-A to Type-Cのケーブルか、Type-C to Type-Cのケーブルが必要になりますので、持っていれば問題ありませんが、持っていなければ購入する必要がありますので注意が必要です。

 有線ケーブルでつないで音楽を聴きたい場合に必要なケーブルも付属していませんので、これも注意が必要です。

 Quick Manualに関しては、本当にシンプルに書かれていますが、英語で書かれています。
 そのため、わかりづらい感じもしますので、もしQuick Manualがわかりづらいなあと思ったら、Quick Manualの表紙にあるQRコードを読み込めば、日本語で丁寧に書かれたマニュアルを見ることができます。こちらは、丁寧に書かれていますので、わかりやすいです。

 ヘッドホンの電源をオンにして、ヘッドホンとスマートフォンをペアリングします。

 ヘッドホンの⚫️の電源ボタンを3秒長押しすると白いランプが点灯しますと、電源が入ったというお知らせになります。

 電源を入れたので、スマートフォンとペアリングします。
 ベアリングに関しては、基本的に他のメーカーと同じで、スマートフォンにあるBluetoothの画面にfinal_ux1000という文字が出たら、これをクリックすると接続されて、ペアリングが完了します。

Final ux1000のベアリングに関して、特に問題なく普通に出来ました。

 早速、ヘッドホンの電池の容量を確認したところ、98~99%充電された状態でした。
 なぜ、100%ではないかということは、IATA(国際安全輸送協会)のルールに基づいているためだということがマニュアルに書かれていました。(これは、私自身、参考になりました。)
 もし、電池を100%にしてヘッドホンを使用したいのであれば、充電してから使いましょう。
 100%にこだわらなければ、すぐ使用することができます。

音楽を聴く

 実際に音楽を聴いてみて、音質に関しての第一印象は、価格にこだわった音だなあということが頭に思い浮かびました。音を聴いてみて、定価7980円なら、7980円の範囲内でヘッドホンの音を作るといった感じに思えました。これは、私も、いろいろなイヤホンなどを試聴してきたからこそ、わかってきた部分でもあります。
 因みに、上位機種のイヤホン(2万円台のイヤホン)と聴き比べたら、やはり、価格の差が感じました。高音や低音がどうということではなく、あくまでの、質の問題で、例えで言えば、カメラの画素数をヘッドホンの音質に置き換えるとわかりやすいと思います。7980円のヘッドホンが798万画素とすると、20000円台のイヤホンは2000万画素といった感じです。そのため、Final UX1000では、どのジャンルの音楽を聴いても、どの部分も7980円相当の出力に感じました。

試聴(音質モードの検証)

 Phil CollinsTwo Hearts(1988)という曲で、Final UX1000のノイズキャンセリングモードとアンビエントモード(外音取り込み)モードの音を確認をしました。

 まず最初に、ノイズキャンセリングモードで聴きました。
 ノイズキャンセリングの音質に関しては、標準的という感じで、特によいとか悪いとはありませんでした。きわめて標準的な音です。
 ノイズキャンセリングの効き具合も、標準的なノイズキャンセリングといった感じです。
 バランス的にも、何とかながらもまとまっています。

 今度は、Phil CollinsTwo Hearts(1988)をアンビエント(外音取り込み)モードで聴いてみました。
 聴いてみて、この曲の特徴の1つであるベースの音が小さくて聴こえづらくなりました。
 ただ、ヴォーカルが前に出て聴こえますので、J-POP系や演歌なら、合う曲が多いかもしれません。
 外音の取り込みの音質に関しては、少し音質が良くない気がしました。音楽の音質は問題ないのですが、外音の音質が少し雑な感じで、アンビエントの効き具合も弱い気がしました。
 ノイズコントロールOFFでも聴いていましたが、私の感想としては、ノイズOFFのほうがアンビエントより音がよくに聴こえした。

 その他に、ロックやジャズ、エレクトロニックなどの音楽ジャンルも聴きましたが、どれも同じ傾向でした。やはり、アンビエントモードだと低音が少し弱くなります。

音楽再生時間

 Final UX1000の音楽再生時間は、私が、実際に使ってみたところ、ノイズキャンセリングがONで音量を20%で聴いた時、100%から90%になった時間は3時間30分でした。これを、10倍するとバッテリーを100%消費した時の再生時間になりますので、計算すると約35時間になります。
 約35時間なら、4日くらいは、充電しなくてもヘッドホンを使用することができるので、特に、問題なく使用できます。
 Final UX1000の仕様書にはノイズコントロールOFFの場合は最大70時間再生できますと書いてありましたが、ノイズキャンセリングがONの時が35時間なら、ノイズコントロールOFFの時は、私の推測からすると、通常使用では、良くて60時間くらいではないかと思います。あくまでも個人的な考えですが、70時間という数字は、現実的ではなく、少し過剰かもしれません。
 ただ、こちらも、4,5日は充電しなくてもいいので、電池の容量に関しては全く問題ありません。

操作ボタン

操作ボタンは、

[ボタンを1回押す]と、一時停止し、また1回押すと再生されます。

●[ボタンを3秒長押し]すると電源がOFFになります。

[+ボタンは、1回押すごとに]音量が上がります。
さらに、[+ボタンを2秒長押し]すると、次の曲に飛ばすことができます。

[-ボタンを1回押すごとに]音量が上がります。
さらに、[-ボタンを2秒長押しする]と曲を前に戻すことができます。

ANC)のボタンを1回押せば、ノイズキャンセリングになり、また1回押せば、アンビエントモードになります。
 ノイズコントロールOFFは(ANC)のボタンを2秒長押しすればノイズコントロールがOFFになります。


 ノイズキャンセリングとアンビエントの切り替えは、簡単なのですが、ノイズコントロールOFFが、少し面倒かもしれません。
 因みに、ノイズコントロールOFFから(ANC)ボタンを1回押せば、直前の使用状況により、ノイズキャンセリング、またはアンビエントのどちらかのモードに切り替わります。

 電話の受信、通話の終了は、電源ボタンを1回押せば受信でき、さらにもう1回押せば通話を終了することができます。

 操作ボタンの感触に関して、私の感覚では、カチッととしていて反応はよかったです。ただ、シンプルな感触のため、長期使用でどうなるかは、使い方による部分が大きいと思います。

有線ケーブルを使って音楽を聴くことができるか。

 Final UX1000は、3.5mmステレオミニプラグがある有線コードなら対応可です。
 Type-c to Type-cの有線ケーブルでスマートフォンとヘッドホンをつないで音楽を聴くことができるかどうか検証しましたが、残念ながら、Type-c to Type-cの有線ケーブルでスマートフォンとヘッドホンをつなぐと、ヘッドホンの電源が切れてしまいました。充電モードになってしまいます。

 もし、有線コードを使用してヘッドホンで聴くとなると、

 「ここからは、あくまでも私自身の推測なのですが
 Type-c to 3.5mmのコードが必要になります。これにより、パソコンなどイヤホンジャックがある場合は、ヘッドホンで音楽を聴くことができると思います。(実際に試したわけではないので、もしかしたら、できないかもしれません。)
 ただ、スマートファンの場合はないものが多いので、さらに、Type-cから3.5mmの変換アダプタが必要になります。
 Final UX1000の場合は、ケーブル類が付属していませんので、もし、Type-c to 3.5mmのコードを持っていない場合、スマートフォンで有線コード使用して音楽を聴くには、2重にコストがかさむというケースになります。これは、少し残念なことです。
 Type-c to 3.5mmのケーブルは店頭ではほとんど置いていないようなので、ネット通販で購入するのがいいと思います。


 その他に、Type-c to Type-cで、ヘッドホンで音楽などが聴けるものがあればといいなあと思うのですが、これも、私が探した限りでは、あるのかないのかよくわかりません。有線ケーブルで音楽を聴く場合のベストは、Type-c to Type-cのケーブルで音楽が聴けることだと思います。


 以上のことから、Final UX1000は、最初からワイヤレスで使うことを前提にしたヘッドホンだということを理解する必要があります。

まとめ

 Final UX1000は、音質に関しては、アンビエントモードの音質が若干弱いところがある以外は、定価7980円相当の音質であるのは間違いないところです。
 また、ヘッドホンで音楽を聴いていても耳が痛くなることもありませんでした。チューニングもよかったです。

 気になるところは、音質以外のことで、音楽を聴くための有線コードが付属していないことやQUick Manualがクイックなのに少しわかりづらいこと、さらに、起動時の女性のアナウンスが、おそらく、英語圏の人ではないようで、少し発音がよくなかったといったことです。


 Final UX1000は、この価格帯で、ワイヤレスで音楽などを聴くことに専念したい方には、いいヘッドホンだと思います。


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ただの人間です。よろしくお願いいたします。