JBL FLIP ESSENTIAL2 (Bluetooth Speaker)のレビューです。
JBL FLIP ESSENTIAL2は、アマゾン限定で販売されている商品です。
まずは、基本的な商品仕様を紹介します。
・寸法は幅175mm×高さ68mm×奥行70mmです。
・出力は20Wです。家の中で楽しむには十分で、屋外でも楽しめる出力になっています。
・最大再生時間は最大で10時間。10時間あれば、朝から夕方まで音楽を楽しめます。
・バッテリーの充電時間は3時間。
・ブルートゥースのヴァージョンは5.1。2024年の現在の時点では、最新のヴァージョンは5.4ですので、少し遅れていますが、使った感想としてはあまり気にしなくても大丈夫です。
・防水等級はIPX7。IPX7(浸水に対する保護等級)とは、常温の水道水(静水)の水深1mのところに機器を沈め、約30分間放置して取り出したときに、機器の機能が動作することを意味します。
デメリットとしては、JBLのアプリには対応していないことです。この点が、購入時に注意しなければならない点です。
それでは、実際に、使ってみることにします。
※なお、このレビューはあくまでも私自身の製品を使用した感想に基づいて書かれています。
スピーカーの裏面にある電源ボタンを押してスピーカーを起動させます。すると、楽器の音で電源が入ったことを伝えます。
次に、操作ボタンのいちばん左側のボタンを押して、スマートフォンとペアリングをします。(スマーフォンのブルートゥースのほうもonにすることも忘れずにしてください。)
反応は早かったのですぐにペアリングができました。
ペアリングができましたので、実際にブルートゥーススピーカーで音楽を聴いてみます。
JBL FLIP ESSENTIAL2は、縦置き横置きの両方で使用できます。
音の特徴としては、ベース音がはっきりと聞こえる点です。
このベース音は、音を出しているときに両端の丸い部分を触れば、振動でベース音が響いていることがわかります。
音的には横置きのほうが、ベース音も両端から響き、全体的にもバランスの良い音を出します。
縦置きにした場合は、片側が、下になりますので、上からだけベース音が響きますので、聴く角度によっては、若干ベース音が響きませんが、その分、高音が響いて聴こえます。
ここで、ステレオとモノラルの簡単な定義をします。
ステレオとは2つのスピーカーで立体的な音を出すことを指します。モノラルとは1つのスピーカーから音を出すものです。
JBL FLIP ESSENTIAL2は、後者のモノラルスピーカーです。
一般的には、モノラルと言えばAMラジオの音を思い起こしますが、そのイメージは捨てて、ステレオでの2つのスピーカーの音を1つにまとめて音を出しているのがJBL FLIP ESSENTIAL2だと思ってください。
モノラルスピーカーだからと言って、立体的な音を出せないと思う方もいるかもしれませんが、JBL FLIP ESSENTIAL2は、立体的でダイナミックな音を出しています。
ところで、私なりに良いスピーカーとはどういうものかを考えたのですが、完成された音楽をいかに可能な限り、よく再現することがよいスピーカーの条件ではないでしょうか。
ただ、スピーカーの性能だけでなく、完成された曲の録音状態にも、音質が左右されることも頭に入れなければなりません。
JBL FLIP ESSENTIAL2は、モノラルスピーカーながら、音楽の再現性は非常に高いと思います。ただ、クラシック音楽に関していえば、高音が中心ですので、少々再現性は低い気がします。他の音楽ジャンルに関しては、よく再現していると思います。
私が、このスピーカーの特徴でもあるベース音の大きさを確かめるにあたって、マイルス・デイヴィスのSo Whatという曲の最初のイントロのベース音がいいのではと思い実際に聴いてみました。スマートフォンでは、はっきりと聴くことができなかったベース音が、こんなにも太いベースの音なのかと感慨深くなりました。低音がよく再現されています。
また、ベース音が大きいからと言って、必ずしも、ベース音と他の楽器とのバランスが悪いわけではなく、ヴォーカル音もしっかり聞こえますし、他の楽器もバランスよく聴こえます。
JBL FLIP ESSENTIAL2を使用する場所としては、一般的にはリビング、ダイニングなどの室内使用がほとんどだと思います。
室内での特殊な場所としては、浴室で使用する場合がありますが、防水にも対応していますので安心して使用できます。実際、浴室で聴くと、音が響くので、さらにインパクトのある音になります。
車の中で使用する場合は、ドリンクホルダーに立てて聴くのが安定してていいです。
エンジンを切って、聴いている場合は室内で聴いているのと変わらない音質です。
ただ、エンジンをかけて聴く場合は、どうしてもエンジン音などの影響を受けてしまい、少しベースの音が聴きづらくなるのは仕方ないところです。
あとは、キャンプ場など外で聴く場合がありますが、ほとんどの人の場合、一般的には普段使いではないですが、出力的には問題ないです。ただ、私の場合は、外では、山では鳥のさえずりや、海では波の音などの自然の音を聴きたいので、ほとんど外部では使用しないと思います。やはり、室内利用が一般的な使用方法になります。
JBL FLIP ESSENTIAL2は、低音を重視した音で、音質はいいです。さらに、このスピーカー曲と相性が良い曲をを聴くともっといいです。
実際、ほとんどの音楽は、おそらく、ステレオを意識して作られていますので、ステレオで聴いたほうがいい曲もあります。
ただ、そういうこととは関係なく、動画など普段使いでも、全く問題なく、いい音を出しています。
JBL FLIP ESSENTIAL2は、スマートフォン本体をスピーカー代わりにして聴くよりも、ベースやバスドラムの音がしっかり聴こえます。コンパクトサイズでありながら、迫力あるサウンドを出すスピーカーでもあります。