Lou Donaldson(ルー・ドナルドソン)で始まり、オルガンジャスの紹介で終わるブログです。(ギタリスト編)
オルガンとギターという組み合わせというのは、結構、相性がいいです。
一番よく知られているオルガニストとギタリストの組み合わせは、以前紹介した、ジミー・スミスとケニー・バレルです。
ジミー・スミスのアルバムのクレジットを見れば、1969年代のアルバムに、ケニー・バレルの名前がよく見受けられます。
そこで、前回、オルガンジャズのアルバムを紹介した流れから、このブログでは、前回と前々回で紹介したアルバムにギタリストとして参加していた人たちのアルバムを紹介します。
●Melvin Sparks – Spark Plug(1971)
多くのオルガンジャズのアルバムで演奏しているギタリストのメルヴィン・スパークスのソロアルバムです。
収録曲は全部で5曲です。
参加メンバーは、Melvin Sparks – guitar、Virgil Jones – trumpet、Grover Washington,Jr. – tenor saxophone、Leon Spencer – organ(1曲目)、Reggie Roberts(2曲目~5曲目)、Idris Muhammad – drumsです。
このアルバムのサウンドは、ジャズファンクで、当たり前なのですが、メルヴィン・スパークスのソウルで少しジャズ風なギターが中心でできています。ホーンは、全体的にはソロよりも、バッキングが中心です。ドラムスに関しては、このアルバムでは、Idris Muhammadが結構たたいています。特に、5曲目のDig Disでは、かなりハードにドラムスをたたいています。また、このDig Disでは、グローバー・ワシントン・ジュニアも結構いいサックスソロを吹いています。
私の感想としては、このアルバムの聴きどころは、メルヴィン・スパークスのギターとIdris Muhammadのドラムスのコンビネーションではないかと私は思いました。この2人が、グルーブを出しているように聴こえました。
●Franticdiagnosis(1972) – George Freeman
少し変わったタイトルのアルバムですが、内容としては、スタンダードなオルガンジャズがベースで、ファンクなサウンドがうまくちりばめられています。
収録曲は全部で4曲です。
ジョージ・フリーマンのギターは、スタンダードなジャズギターなのですが、チョーキングやリズムギターなどを使い効果音的なものも出しています。
決して、ギターが中心のアルバムではなく、オルガン、サックス、ドラムス、シンセ、パーカッションのソロもあります。
私としては、最初1回聴いて、あまりピンとこなかったのですが、2回聴いて良さというものがわかってきました。(2回聴くことができるというのがサブスクの良い点です。)
音楽というものは、必ずしも1回聴けば分かるものが、すべていいものではないという例えの1つのアルバムでもあると思います。
スタンダードなジャズやジャズファンクな曲も、どこか変わった形になっていて、聴いていて何か不思議な感じがしました。
聴けば聴くほど、良さがわかるアルバムです。
●Simba(1973) – O’Donel Levy
O’Donel Levyは、オルガンジャズ的には、ピークの終わりころに出てきたギタリストです。
このアルバムの収録曲数は、全部で7曲です。
アルバムには、オルガニストは参加していませんので、オルガンジャズとは言えませんが、曲とアレンジがとても良いアルバムです。
サウンドとしては、ジャズファンクなのですが、曲もしっかりしていて、また、アレンジャーのManny Albamのアレンジもしっかりしています。
特に、ホーンセクションのアレンジがよくできていて、完成度の高いジャズファンクになっています。
O’Donel Levyのギターは、ソロとリズム半々の演奏で、決して曲のアレンジを壊さない演奏をしています。リードギターもいいのですが、リズムギターの多彩さが目立った演奏です。
ドラムスのSteve Gadd、ベースのTony Levinもその曲その曲に合った演奏をして、アルバムの完成度を高めています。
このSimbaというアルバムは、よくできたアルバムだなあと私は思いました。
●City Life(1975) – The Blackbyrds
The Blackbyrdsは、大学で教鞭をとっていたトランぺッターのドナルド・バードの教え子たちが中心のバンドです。
私が調べたところ、ギターのOrville Sandersは、このアルバムからThe Blackbyrdsに参加しています。
収録曲は、全部で8曲です。このアルバムのプロデューサーは、Donald Byrdです。つまり、先生がプロデュースを務めているということです。
内容は、簡単に言えば、少し洗練されたジャズファンクといった感じです。
私が、このアルバムの中でいちばんいい曲だと思ったのは、6曲目のHappy Musicです。
このHappy Musicは、ドナルド・バードが書いた曲で、アルバムのなかでも、いちばん重厚なジャズファンクナンバーです。
この曲では、トランペットのソロがあるのですが、これもなかなかいい演奏です。
あくまでも、ジャズファンクなのですが、カントリー風なギターや、サックス、フルートやハーモニカのソロもあり、ちょっとした工夫のあるジャズファンクなアルバムです。