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Ronny Jordan After Hours ネットラジオ スムースジャズ

私が、ロニー・ジョーダンを知ったきっかけはアメリカのネットラジオでした。

 ロニー・ジョーダンというアーティストを知っている人は、日本では、あまりいないかもしれません。私も、もし、スマートフォンのアプリでアメリカのネットラジオを聞いていなかったら、おそらく、今も知らなかったと思います。
 今から約5、6年前、私は、退屈しのぎでスマートフォンで何か音楽でも聴きたくなり、ネットラジオを調べたのですが、日本のネットラジオはいまいち面白くなく、それで、何かないかと探していたら、アメリカのネットラジオのアプリを見つけたのです。そのアプリはJazz radioという無料のアプリで、インストールして起動すると、アメリカのいくつかの放送チャンネルが表示されます。その中から1つ選んで聞くというものです。基本的に1日中曲を流すという感じで、多少のインターバルはありますが、基本的にラジオからは曲が流れるだけです。しかも、曲が始まると、スマートフォンの画面に曲名とアーティスト名が出て、情報が得られます。
 私は、ボーカル物のチャンネルは極力避けて、インストだけのチャンネルを中心に聞きました。ボーカル物は、その日の気分により、歌詞のおかげでかえってリラックスして聞くことができないところがあります。歌詞が入ると、歌詞によっては、かえって余計な考えや感情を思いつくことがあるので、かえってストレスを抱えてしまうということからです。何も考えずに、リラックスして聞けるスムースジャズは歌詞に左右されないので、やっぱり良い気分転換になります。また、聞いてみると、結構いい曲があるなあと思いました。聞きこむにつれて、海外のスムースジャズのレベルの高さも実感しました。日本と比べると層の厚さは断然、アメリカのほうが上です。
 それから、私は、ネットラジオからいろいろなスムースジャズを聴くことになるのですが、その中で一番印象に残った曲がロニー・ジョーダンのAfter Hoursという曲になります。この曲を初めて聞いたとき、どういう風景を頭に描いたかというと、それは、ニューヨークの静寂した夜の街並みですです。ゆったりとしたテンポのなかにロニー・ジョーダンのギターがゆったりとした時を刻む感じに聞こえます。本当に、静かに夜の時間を過ごしたい人向けの曲です。もしかしたら、これほど、静かな都会の夜に似合う曲はないかもしれません。実際、何回聞いても、静かな夜に聴くと本当にピタリと雰囲気がはまります。日本では、いまいち人気がない曲ですが、ユーチューブでは、再生回数が1000万回を超えています。(とはいうものの、再生回数だけで楽曲の良し悪しを測ることはできません。あくまでも、1つの目安です)。After Hoursは、今後、日本人にも聞いてほしい曲です。なお、この曲が収録されているアルバム、the antidoteはどちらかというとアシッド・ジャズを意識した内容となっていますので、After Hoursという曲のイメージとは少し違う曲もありますので、試聴などして確かめることをお勧めします。


 Ronnie Jordanの話から変わり、ここからは、私が聞いていた当時、主にアメリカのスムースジャズのラジオに流れていたアーティストを列挙します。列挙することにはいろいろと悩みましたが、列挙することで、興味を持ってくれればということからそうすることにしました。
 Paul Hardcastle(rainforestはいい曲で、また、Jazzmastersシリーズもいい曲がたくさんあります。補足:インストの曲です。)、Four play、Larry Carlton、Norman Brown、Ronnie Jordan、Peter White、Chuck Loeb(Metro)、Chieli Minucci&Special EFX、Nils、Boney James、Dave koz、Richard Elliot、Euge Groove、Kirk Whalum(ホイットニー・ヒューストンのオールウェイズ・ラブ・ユーでサックスを吹いている方です。),Jeff lorber fusion、The Rippingtons、Najee、Gerald Albright、Braian Culbertoson、David Benoit、keiko matsui(アメリカでは人気があります。)、Lee Ritenour、Bob James、Joe Sample、George Benson、Grover Washington jr、Earl Klugh、Weather Report、The Crusaders、Spyro Gyraなどで、曲だけでは、Paul Jackson Jr.のLuther VandrossのインストカバーNever too much(個人的にナイスカバーだと思います。補足:これ以外の曲もかかっていましたが、この曲が際立ってかかっていました。)、Harp AlbartのRise、Chuck MangioneのFeel so good、Average White BandのPick up the piecesなどです。結構列挙したつもりですが、これら以外にもたくさんのアーティストの曲が流れます。また、これは、あくまでも5,6年前のものなので、今とは多少違います。この記事を書くために少し聞いたのですが、これらのアーティスト以外にもいいアーティストの曲があるので、機会があればチェックしたいです。Jazz radioは、本当に選曲の良さを感じさせる放送です。
 列挙したアーティストに関しては、興味がありましたら、youtubeやアマゾンなどで検索してみてください。

 最後に、私の結論ですが、スムースジャズを聞くには、やっぱりネットラジオで聞くのが一番だと思います。自分で選曲する手間が省けるメリットがあり、BGMとして聞くとさらっと聞けて、気分転換ができます。youtubeの作業用BGMとして編集されたチャンネルもいいのですが、繰り返し聞くとなると、面白みが半減する部分もありますので、そういうところが、ランダムに聞けるネットラジオのいいところかもしれません。
 
 また、スムースジャズは、調べてみると日本ではまだ浸透しきれていない音楽ジャンルのようです。もし、このブログを見て興味を持ってくれたら幸いです。

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