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ローリングストーンズ エルモカンボ1977について、現在の娯楽産業を交えて、簡単にまとめました。

 ローリングストーンズ(The Rolling Stones)が、1977年カナダで行われたシークレット・ライブを収録したアルバムを5月13日に発表しました。実際に、ライブが行われてから45年の月日が経ってのリリースとなりました。私は、特に何もない単なる一般人として、書いてみました。
●Intro

 正直、このことをブログにすることにはいろいろと悩みました。ローリングストーンズのファンは、高年齢のファンの方は理解できるかもしれませんが、若い人には理解できない部分があるのではないかと思ったことが一つ。もう一つは、私自身が熱心なローリングストーンズのファンではないということ。そこそこ知っているというレベルで、ブログにしていいものか。書いている内容はコレクター的なファンには物足りないものになるのは当然の成り行きです。いろいろと考えた結果、過去ではなく、今という時代を交え、書く必要もあるのではないかと考えました。と同時に、メンバーが高齢でもライブをやっているということは、すごいことであることを知ってもらうのも大事だということから、ブログにすることにしました。

●本文

 1977年の一般的な娯楽は、映画と音楽ですが、その後、TVゲームが出てきたことで、2022年の今は、音楽や映画は市場規模ではゲームに抜かれています。今や、一般的な娯楽の1番人気はゲームであります。Youtubeでも、ゲーム実況のチャンネルが人気があります。そんな現代の背景からリリースされたライブアルバムがELMOCANBO 1977です。今や、音楽の聴き方も変わり、買うだけでなく、ダウンロード、さらにサブスクリプションもあります。音楽のジャンルも多様化し、ロックも今ではその一部でしかないかもしれません。テクノロジーの進歩は、楽器類にも影響を及ぼしています。
 そのような環境の中、音楽に関しては、ライブの需要が2000年代に入ってから多くなり、その中で、ローリングストーンズは、興行収入でもコロナ前の2018年にはトップ10に入っています。トップ10に入っている他のアーティストが、2000年代から活動をしている人が多い中でのことなので、あらためて、ローリングストーンズが息の長い活躍をしていることを裏付けるものであります。これは、ローリングストーンズが、デビュー以来、ライブを大事にしてきたことが今につながっていることがわかります。そのため、ローリングストーンズは、ライブアルバムの発表数が多いのも一つの特徴です。

 2022年5月にリリースされたEL MOCANBO1977は、ローリングストーンズの数多いライブアルバムの中でも、代表的のものになるかもしれません。初めて数曲をユーチューブで、自然と3曲くらい連続で聴いて、これはいいライブだなあと感じました。それから、まず、このライブアルバムをどうやって聴くのかを考えました。CDで買うのも何か今のやり方ではない気がするし、ダウンロードかと思いましたが、やはりここは、ストリーミング(サブスクリプション)が今の聞き方だと結論に達し、早速、私は、これを機に、ストリーミングの音楽サブスクリプションに申し込んでスマートフォンで聴きました。
 実際に聴いて思ったことですが、このライブでは、オリジナルに比べるとテンポが速い曲が多いのと、チャーリー・ワッツ(Charlie Watts)のドラムがけっこうアグレッシブであるというのが特徴で、当然、聴きごたえがあるものとなっています。とにかく、300名収容のクラブでのライブですので、お客さんとの距離も近いことからか、バンドののりの良さを感じ、テンポよく1曲1曲が進んでいきます。私としては、いろいろと分析するよりもまずはこのライブアルバムを聴くことをお勧めします。聴くことによって、ライブとは、こういうものだということを肌で感じていただけたら幸いです。ローリングストーンズは60年も続いているバンドなので、いろいろと意見が分かれるところですが、少なくても1975年以降ではベスト3の1つに入るライブアルバムであることは間違いありません。ミック・テイラーのギターが好きな人はGet yer ya- ya’s out!をベストのライブアルバムだという方も多いと思われます。ローリングストーンズを知らない人は、最近の流行りの曲はギターの音がメインではないため、違和感を感じるかもしれませんが、そういうところにはこだわらずに、Mick JaggerやKeith Richardsなどの主要メンバーやサポートメンバーが生み出すグルーブを重点を置いて聴いていただければ、良さがわかりやすいです。
 
 国際レコード連盟(IFPI)の2021年の統計調査によりますと、世界の人々は、平均して1週間に音楽を368曲聴くそうです。(自宅だけなのか飲食店なども含んでいるのかはわかりません)。1日にすると約52.5曲を聞くことになります。これはコロナの影響やストリーミングの影響もあるとは思いますが、案外、音楽を聴いているというのがわかるデータです。因みに、最近の私が、1日に聴く曲数はだいたい10曲程度です。そうなった原因は、残念ながら、最近、音楽に対してあまり興味がないという単純なことだけです。
 しかし、音楽に対して、あまり興味がわかない私が、ローリングストーンズの1977年のライブアルバムに興味を示したことは、私自身、驚きでしかありません。45年たってもいいといえる音楽はそうそうありません。まずはストリーミング(サブスクリプション)で聴くのもいいし、いきなりCDやレコードなどを所有して聴くのもいいです。また、ゲームの息抜きとして聴いてもらってもいいです。まずは、聴くことから始まります。

●Outro

 こうして、ブログを作ったのですが、やはり、今回のエルモカンボ1977のリリースを一番喜んでいるのは、故チャーリー・ワッツさんではないかと思いました。エルモカンボでのライブを聴くと、そう思わせるようなドラムプレイをしています。
 それと、今の時代、音楽以外にも、選択肢を多くなったことを実感しました。私自身、音楽との距離はやや遠くなっています。これも時代の流れかもしれません。そんな中、うまく時間のやりくりをして、身近に音楽を聴く時間を確保したいものです。

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