多摩電子工業のワイヤレスイヤホンTBS86Kのレビューです。
今回は、2026年4月に発売された多摩電子工業のワイヤレスイヤホンTBS86Kを紹介します。
2026年7月現在のTBS86Kの価格は4,980円です。
多摩電子工業は、主にスマートフォンの周辺機器をメインで販売している会社で、コンビニエンスストアに行くとtama’sというブランド名の商品をよく見かけます。
購入に関しては、TBS86Kは、まだコンビニでは取り扱っていないようで、また、ネットでも扱っていないところが多いため、多摩電子工業のホームページから購入するのが一番いい方法です。
※なお、商品の正式な情報や問い合わせに関しては、企業のホームページを見るか、または直接お問い合わせください。
仕様
| Bluetooth 6.0 | |
| 音楽再生時間 ノイズキャンセリングON | 4 .5時間 |
| 音楽再生時間 ノイズキャンセリングOFF | 6.5時間 |
| 防滴性能 | IPX4 |
| 充電ケース併用での音楽再生時間(ノイズキャンセリングOFFの場合) | 約26時間 |
この表から、充電ケースの容量は約3回分(19.5時間分)あるということがわかります。充電ケースはそれなりに容量があります。
付属品
イヤホンの他、充電ケース、Type-A to Type-Cのケーブル、イヤーピース、短めのストラップ、取扱説明書です。
このなかでも、取扱説明書が良く、イラストをうまく取り入れて分かりやすく書かれています。この辺のところはコンビニに商品がよく置いてある多摩電子工業ならではの良さで、初めてイヤホンを購入する人のことまで考えています。


ブルートゥースでイヤホンとスマートフォンをペアリングします。
ペアリングのやり方は、ペアリング用の取扱説明書が1枚入っていますので、こちらを参考にペアリングを進めるとよいと思います。
基本的な流れは、ペアリングを行う前にスマートフォンのブルートゥースのボタンをONにしておきます。充電ケースからイヤホンを取り出したらペアリング作業が開始され、スマートフォンのブルートゥースの画面にTBS86という文字が出てきますので、この文字をクリックするとペアリングが完了します。
因みにイヤホンとスマートファンのブルートゥースによるペアリング完了を知らせるアナウンスは、若い日本人女性で、声優さんみたいな声でアナウンスしています。
ブルートゥースのペアリングが完了しましたので、今度は出荷時にイヤホンがどれくらい充電されているのかを調べてみると90%充電されていました。90%であれば、最初にイヤホンを充電せず、そのまますぐに使用できる充電量です。


イヤホンを耳に装着します。
イヤホンの装着なのですが、イヤホンの向きは下向きに装着するのか上向きに装着するのか、それとも水平に装着するのか。少し迷いました。
わたしは、イヤホンを下向きにして耳に入れてから、少し上にひねることでフィットさせました。
イヤホンのフィット感に関しては問題なかったです。
耳に装着してみると、タッチセンサーが少し触りづらい感じがしたことが少し気になりました。ただ、使い続けてみるとタッチセンサーの端の部分でもしっかり押せば反応することがわかりました。何とかタッチセンサーに触れることはできますが、ベストの真ん中の部分で触れるようにするには、工夫が必要かもしれません。
この部分に関しては、個人個人の耳の形状によって違ってくる部分もあるところです。
音質に関して
少しだけ低音が重視されていること以外は平均的な音だと思います。ノイズキャンセリングとアンビエントモード使用時でのイヤホンの音はよかったのですが、OFFモード時での音はあまりよくありませんでした。
イヤホンで音楽などを聴いていて耳が痛くなるかどうかに関しても、ノイズキャンセリングとアンビエントモードのときは耳は痛くなりませんでしたが、OFFモードのときは、30分くらい聞いていたら耳が痛くなりました。私にはOFFモード時での音は合いませんでした。
TBS86Kを使用する場合、オフモードで音楽を聞くのときは注意が必要です。
また、TBS86Kは、振動にも弱い気がしました。実際にバスや電車に乗っているときに使用してみたら、少し凹凸のある部分を電車やバスが通過したとき、イヤホンに結構大きな振動音のノイズが発生しました。音的にはマイクのハウリングみたいな感じの音でした。この点は改善が必要な部分だと思います。
ともかく、総合的には、多分、多摩電子工業のイヤホンを好んで使用している方なら、「これは多摩電子工業の音だ」と納得ような音になっていると思います。いい音というよりは、多摩電子工業らしい音といったほうがいいと私は思いました。
音楽ジャンル別の音質評価(個人的見解です。)
ロックに関しては、ギターの音の出力が小さい感じで迫力にかける気がしました。
ジャズに関しては、平均的な音で、良くもなく悪くも無くといった感じで問題はありませんでした。もっといい音で聴きたいのであれば、さらに価格の高いイヤホンを購入するしかありません。
自然音に関しては、屋久島~神秘の島~(2018)の1曲目のミソサザイの歌声でチェックしましたが、鳥の鳴き声が細く聞こえるため、人によっては、鳥の声がキーンとする音に聞こえるかもしれません。
この高音が細く聞こえるのは、音楽ではシンバル系の音でよくありました。
R&Bに関しては、Maxwell – Maxwell’Urban Hang Suite(1996)を試聴に使用しました。
聴いてみて、ノイズキャンセリングよアンビエントモードの時の場合だけなら、いい音に聴こえました。R&Bとは相性は良さそうです。ただ、オフモードの時は、高音が細くなりますので若干、音質が落ちます。
このほかのジャンルは、平均的な音でした。ただしオフモードで聴くときは音質が少し劣るので注意が必要です。
主なタッチセンサーの操作
| 再生・停止 | 左右どちらかのセンサーを2回押す |
| 曲送り | R(右側)のセンサーを3回押す |
| 曲戻し | L(左側)のセンサーを3回押す |
| ノイズキャンセリングのON/OFF | L(左側)のセンサーを3秒間長押しする |
| アンビエントモードのON/OFF | R(右側)のセンサーを3秒間長押しする |
※tbs86kにはアプリはございません。ノイズキャンセリングやアンビエントモードの切り替えは、タッチセンサーの操作で切り替えます。
タッチセンサーの使用での注意点は、タッチセンサーの操作では音量の調整ができないというところが注意点です。
タッチセンサーに動作に関して
タッチセンサーを実際に使用してみて、タッチの仕方によって少し誤作動がありました。
例えば、タッチセンサーを2回押すと再生か一時停止ができるのですが、実際に2回押したつもりでも3回押したと認識され別の機能が実行されるケースが結構ありました。
私は、いろいろとイヤホンのレビューを書いてきましたが、ソニー、ビクター、オーディオテクニカもタッチセンサーの精度に関しては思ったほどよくなかったです。ただ、音質面に関しては良かったのでタッチセンサーの誤作動も我慢ができましたが、多摩電子工業の場合は、過度に音質には期待していないので、せめてタッチセンサーの精度だけでもしっかりしてほしかったです。大変なことかもしれませんが、この部分だけでも他社を上回ればいいアピールポイントになるのではと私は思いました。
ノイズキャンセリングとアンビエントモードの効き具合
ノイズキャンセリングは、普通に効いていました。
アンビエントモードに関しては、外音もはっきりと聴こえていて、結構効いていました。4,980円という価格を考えれば、よく効いているところは評価できるポイントです。
この価格帯で、ノイズキャンセリングもアンビエントモードもきちんと効いているのはよいポイントです。
イヤホンの再生時間
ノイズキャンセリング、アンビエントモード共にONで音量50%で音楽を聴いた場合、30分で10%電池を使用しました。これを100%に当てはめると約5時間ノイズキャンセリング、アンビエントモードで再生することができることということになります。これは、仕様からすると妥当な結果で問題ありません。
OFFモードの場合に関しては、音的な問題から検証しませんでしたが、ノイズキャンセリングなどのモードONの場合では標準通りの電池の減り方なので、OFFモードの場合も仕様に載っている通り6.5時間前後で問題ないと私は思います。(個人的にはOFFモードの音は合いませんので普段使いではOFFモードは使用していません。)
通話
通話に関しては、聴くほうも話すほうも特に問題なくできました。音質も標準的でした。
マイクも自分の声を拾っていましたし、私が使用した限りでは、特段、問題がなかったです。
TBS86Kは、通話がしっかりとできないと需要がない気がしますので、この点はよかったです。
まとめ
TBS86Kは、現在、定価4,980円で販売されていますが、性能的にはやや割高なイヤホンだと私は判断しました。
TBS86Kは、音質よりも安定感のほうが大事だと思うのですが、振動に弱いのは少し気になる点でした。また、OFFモードである程度聞いていると耳が痛くなることのもよくない点です。
それと、もしかしたらTBS86Kは、音漏れがしやすいイヤホンかもしれないということです。
実際、私が電車の中でTBS86Kを音量50%で使用していると隣の人が何か嫌がっている感じのそぶりをしている人が複数見かけました。これは、今までのイヤホンのレビューで取り上げたものではなかった傾向です。
カナル型のイヤホンは音漏れしにくいというのはネットでも書かれている傾向にありますが、このTBS86Kは、それとは関係なく音漏れしやすいイヤホンかもしれません。電車内で使用するときは、音量には注意を払う必要があります。
それでも、TBS86Kは、アンビエントモードがしっかりと効いていることや、取扱説明書がわかりやすく書かれているなどよい点もあることも忘れないでください。
今回紹介した多摩電子工業のワイヤレスイヤホンTBS86Kは、今購入するよりも、ある程度価格が下がってから購入するのがいいと私は思いました。
実際、多摩電子工業のイヤホンは、半年以上たってから値下げされる傾向があるようです。
イヤホンをやまを得ず、どうしても購入する必要があるケース以外は、価格が値下がってから購入するのがいいと思います。
